平成29年10月27日に名古屋市にて『糖尿病と循環器疾患を考える会』が開催されました。この会は、名古屋記念病院循環器内科の先生が企画され、天白区周辺の開業医の先生方が参加される研究会でした。今回は、SGLT2阻害薬が心臓、腎臓に及ぼす影響を中心に講演させていただきました。心疾患患者さんの予後を規定する最も重要な因子は腎機能です。したがって腎機能を温存する薬剤は、心疾患の予後を改善すると考えられます。今後SGLT2阻害薬は、糖尿病治療薬でありながら循環器疾患治療薬であると認知されるようになると考えています。
糖尿病と循環器疾患を考える会
司会:名古屋記念病院循環器内科部長 菅 志乃 先生
演者:平光ハートクリニック 平光伸也
『循環器医がSGLT2阻害薬に期待する事~カナグリフロジンの有用性を含めて~』