以前は、患者さんがお薬を忘れないで飲まれているかは、コンプライアンスとして評価されていました。しかしこの考え方は、医師の目線での評価であり、患者さん主体の考え方ではありません。最近では、アドヒアランス(執着性)と表現され、患者さんと医師が一緒に疾患を理解し、患者さんに積極的に医療に参加していただき、一緒に病気を予防しましょうという姿勢に変わってきました。今回は、雑誌社の方が10名近くクリニックにいらっしゃり、服薬アドヒアランスに関するインタビューを受けさせていただきました。1時間ほど、じっくりとアドヒアランスに関してディスカッションさせていただきました。私も改めて、医療におけるアドヒアランスの重要性や薬剤師の先生方との連携の重要性を再認識させていただきました。