平成24年2月16日に中津川市にて『βブロッカーの真のパラダイムシフトin中津川』が開催されました。市立恵那病院副院長兼循環器科科長 松尾由紀彦先生に座長をしていただき、基調講演では中津川市民病院循環器内科部長 林 和徳先生から『メインテートの使用経験』の演題でご講演がありました。重症な症例の提示が行われ、専門家ならではご発表でした。私は、『高血圧から慢性心不全~β遮断薬を使い分ける~』の演題で講演させていただきました。β遮断薬はとても古いお薬ですが、イベントを抑制する効果は絶大です。しかしわが国における使用頻度はきわめて低く、十分貢献しているとはいえません。今後は、現在の3倍程度の使用頻度になるべき薬剤であると感じています。今後も心不全の講演を通して、β遮断薬がもっと使用されるように啓蒙してゆきたいと考えています。