第1回豊橋ライブデモンストレーションコース
今回私は、コーヒーブレークセミナーの『PCIとβ遮断薬』の座長をさせていただきました。講演は、横浜新都市脳神経外科病院循環器内科部長の芦田和博先生から、『虚血性心疾患、特に労作性狭心症の治療は、PCIで完結できるか?』という演題でご講演いただきました。様々な病態別に沢山のエビデンスをご紹介いただき、β遮断薬の有用性を解説していただきました。また心筋梗塞後のβ遮断薬の有用性を検討した自験例のデータ(ESC 2010ストックホルムで発表)もご紹介いただきました。日本では、虚血性心疾患にβ遮断薬が投与される機会が非常に低いのが現状です。今後は、本剤をもっと多用すべきであると感じました。
