平光ハートクリニック

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名古屋市南区にある循環器内科・内科・小児科の平光ハートクリニック
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平光ハートクリニック 院長 平光伸也のブログ  hiramitsu.exblog.jp

尿酸が下がると痛風になる?

痛風、痛風関節炎は、最近の食生活の欧米化に伴い増加しています。特に30代、40代の働き盛りの男性に多いことが問題となっています。また高尿酸血症は、以前は痛風や痛風腎などの原因とだけ見られていましたが、最近ではメタボリック症候群との密接な関係や心血管疾患の独立した危険因子であることが報告されています。さらに高尿酸血症自身が腎機能を悪化させ、慢性腎臓病(CKD)の発症を促進することも注目されており、高尿酸血症の治療は最近の話題のひとつとなっています。本年5月に本邦で30年ぶりの高尿酸血症治療薬フェブキソスタットが上市されました。本薬は、中等度の腎機能が低下している症例でも安心して投与できる薬剤であり、その効果も極めてシャープです。今後、わが国では広く使用されるようになると考えられます。私も既に何例か投与しておりますが、その切れ味の良い効果に驚いています。しかし、注意しなければいけない点が1つあります。血中の尿酸値が急激に低下すると、痛風関節炎が発症する症例が存在することです。通常は尿酸が高値となると痛風が発症しますが、急激に低下した際にも痛風は発症します。当院では高尿酸血症の治療を開始し血清尿酸値が低下した頃に痛風関節炎を発症した症例を2例経験しました。NSAIDSの併用ですぐ症状は改善しましたが、患者様には投与前から十分ご説明しておく必要があると痛感しています。私もビールやお肉が大好きなので、高尿酸血症には注意しようと思っています。
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by hiramitsu-hc | 2011-08-16 16:38 | つぶやき | Comments(0)
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