私は、藤田保健衛生大学循環器内科に勤務中に、課外講義として医学部の学生さんの勉強会を長年行ってきました。忙しい仕事の合間に時間を作って講義を行うことは、結構大変でした。だれにも評価される訳ではなく地道な仕事でしたが、大学の教官にとって大切な仕事であると信じて続けてきました。自分が退職する際に、だれか勉強会を引き継いでくれないかとお願いしたところ、椎野憲二先生が手を上げてくれました。彼は、学生さんだけでなく若手の研修医の先生方を含めて、6年間で250回もの勉強会を開催されたのです。そして彼は、毎年最優秀指導医賞に輝きました。これは、人にはまねの出来ないすばらしい偉業であると感心しています。彼の志は、本当にすばらしいものがあります。大学の宝物であると感じています。4月からオーストラリアへご留学されますが、留学先でも頑張られることと期待しています。そして、更に力をつけて大学に帰ってきていただきたいと思っています。椎野先生、6年間本当にお疲れ様でした。
2015年3月18日の最終講義の記念写真