平光ハートクリニック

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名古屋市南区にある循環器内科・内科・小児科の平光ハートクリニック
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平光ハートクリニック 院長 平光伸也のブログ  hiramitsu.exblog.jp

公益財団法人鈴木謙三記念医科科学応用研究財団第66回学術講演会

平成26年11月27日に、名古屋のマリオットホテルにて『公益財団法人鈴木謙三記念医科科学応用研究財団第66回学術講演会』が開催されました。この会は、34年も前からスズケンにより開催されている由緒正しい研究会で、今日は350名もの先生方が参加されました。財団が全国の研究者に授与する本年度の研究費は、1億3600万円にものぼるそうです。今回はその研究費の授与式も行われたため、100名以上の研究者の方も参加されており、演者としてはとても緊張しました。私は、心不全と腎機能の重要性について藤田保健衛生大学で経験した症例を下に、講演させていただきました。講演Ⅱでは、椎貝先生から、重症な末期腎不全患者を何とか透析に移行しないようにするための保存的治療について、興味深いお話を伺うことができました。通常では考えられないほど重症な末期腎不全患者さんが、何年も保存的治療で安定している症例をご紹介いただき、とても驚きました。しかし患者さんを管理する先生もご努力は並大抵のものではなさそうでした。先生のお話を伺い、今後は簡単に透析を導入するのではなく、患者さんひとり一人を丁寧に診て、繊細に管理する時代が来るのだと感じました。

公益財団法人鈴木謙三記念医科科学応用研究財団第66回学術講演会
『隠れ心不全・腎不全の早期発見・治療で80歳過ぎまで活動寿命を保つー実地医科家へのヒントー』
代表世話人・座長 藤田保健衛生大学名誉教授 岡島光治先生
講演Ⅰ
演者:平光ハートクリニック院長 藤田保健衛生大学客員准教授 平光伸也
『心臓と腎臓は2つでひとつのシステムー心不全を予防して元気に長生きしようー』
講演Ⅱ
演者:椎貝クリニック院長 JAとりで総合医療センター名誉院長 椎貝達夫先生
『慢性腎臓病(CKD)は腎臓保存療法(CKM,conservative kidney management)中心の時代へ』
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by hiramitsu-hc | 2014-11-27 22:14 | 講演の案内 | Comments(0)
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