平成25年8月29.30日に浜松にて、『第54回人間ドック学会学術総会』が開催されました。愛知県医師会では、2008年の特定検診開始に先立ち、『NPOあいち』を立ち上げ、特定検診の普及、実地医家の先生方の検診業務の支援を行ってきました。特定検診は、世界でも他に例を見ない、史上空前の規模の検診です。そのデータが5年蓄積されていますので、今回人間ドック学会で発表する運びとなりました。名古屋大学の宮尾 克 教授や愛知学院大学の渡邉 智之先生らのご協力を得て、膨大なデータを解析していただき、第1回目の発表を行いました。膨大なデータから多くのスライドが出来上がりましたが、発表時間はわずか6分でしたので、要点をまとめた発表となりました。今後は、様々な視点からデータを見直して、色々な学会に発表してゆく方針です。特定検診は、メタボを早期からピックアップして、心血管イベントを未然に防ぐことを目的としています。しかし検診を受ける率も、積極支援を受ける率もまだまだ低いのが現状です。今回のようなデータを検討することにより、検診内容や支援の方法を見直して、より良い検診にしてゆく必要がある感じました。