平成24年6月28日、姫路市で「姫路循環器・代謝疾患研究会」が開催されました。この会は今回で第6回目で、姫路市でご開業の先生方は集まられ、活発なディスカッションが繰り広げられました。西川内科医院院長の西川真司先生に座長をしていただき、基調講演では中谷病院薬剤科科長の岡田 聡先生から『透析患者での脂質管理の工夫』の演題でご講演がありました。透析患者は今では30万人にまで増加しています。その原因疾患は、以前のような慢性腎炎ではなく、脂質異常症や高血圧を合併した糖尿病性腎症が最も多くなっています。したがって透析患者の資質異常症も増加しており、今後はその管理が問題となります。今回は、臨床の現場からの様々な治療の工夫について、うかがうことができました。私は特別講演にて『脂質異常症のテーラーメード治療』の演題で、新しく改定された動脈硬化疾患予防のガイドラインの解説も含めて、新しい治療法について、紹介させていただきました。